採用サイト制作の無料相談

【給料の見せ方】クリニック募集要項への記載を工夫する方法

クリニックにとって必要な人材を集めるためには、募集要項で幅広く求人していることをアピールしなければなりません。しかし、募集要項によっては応募者がうまく集まらず、必要な人材が確保できなくなってしまうことも。今回はそんな時に役に立つ募集要項の工夫方法をご紹介します。

この記事はこんな先生にオススメ!
  • クリニックの求人票を魅力的に作成したい
  • 給料額を高くみせる工夫を知りたい
  • 固定残業代の導入のメリットについて知りたい
ラリホ

書き方1つで募集要項を魅力的に見せられるのであれば、工夫するやり方は覚えておいて良いかもですね!

目次

効果の高いクリニック求人要項のまとめ

  • 相対的な賃金相場と比較して、高い水準にする
  • 求人票において給料額を高く見せる工夫をする
  • 基本給を高く見せるために、固定残業代の導入を検討する

募集要項とは

募集要項とは、求人票に記載されている、応募条件や給与、勤務時間や労働内容といった内容のことです。

たいていの求職者は、募集要項を見て条件を比較しながら応募するクリニックを決めます。そのため、なるべく効果的に応募者を集めるためには、いかに魅力的な募集要項を作成するかが重要になります。

募集要項に必ず記載する事項

募集要項に必ず記載する項目には、以下の6つがあります。

  • 業務内容
  • 就業場所
  • 勤務時間
  • 給与
  • 保険に関する事項
  • 契約期間

また、試用期間、固定残業代を支給する場合などはその旨を記載することといったルールも設けられています

募集要項の重要性

募集要項は求職者が最初に目にする情報です。求職者は最終的にはクリニックの募集要項を比較検討して応募するか決めるため、採用活動の成功を左右します。

募集の時に給料が低く見られてしまうときの対処

給料が低く見られる原因とデメリット

業界及び地域の標準以上の賃金は求人において重要になります。

地域の他クリニックがどういった求人傾向にあるか、また採用傾向などを比較することで、クリニックの採用基準や指標にもなります。クリニックの業績や財政状況、戦略によって雇用コストを抑えることも大切ですが、地域や業界水準より低い賃金に見えてしまうと、良い人材は集まりにくく、求人母数自体も少なくなるため採用戦略の選択肢が狭まります。

求人比較において賃金が重要な理由

求職者は最初から募集要項の隅々まで見るとは限りません。

膨大な求人の中から、給料・福利厚生・休日休暇などを確認して、最低ラインを超えている求人だけチェックするということは少なくありません。他の求人と比較されたときに、相場より待遇が低いと、仕事内容やクリニックの魅力を知る前に求職者の検討から外されてしまうということもあります。待遇だけですべてが決まるわけではありませんが、最低限、待遇を相場に合わせることも必要になります。

クリニック求人の工夫例

求人で給料を高くみせる工夫

全員に無条件で支給している手当を加算したり、固定残業代を乗せて表示するなどがあります。

固定残業代の場合、基本給に〇時間分の残業代を含むと明示し、加算して表示することが適切になります。ただし、固定残業制には時間外やそれ以上の勤務がなかった場合も支給の義務があるなど、デメリットもあります。

工夫例①:給料のモデルケースを載せる

1年目→3年目などの実際のモデルケースを表示して応募者にイメージしやすいようにすると効果的なケースもあります。

「1年目300万円、3年目350万円、5年目400万円」

将来的な見通しができるので応募意欲が高まります。またモデルケースと同様でなくても問題はありませんが、実例がない場合やあまりに現実と乖離している場合は誇大広告になるため、現実的な範囲での記載が適切になります。

工夫例②:上限下限が設定できる場合

「月給〇〇万円以上」、「月給〇〇万円~〇〇万円」と、金額に幅があるケースがあります。この求人形式には大きく分けて2つの目的があります。

全ての求人媒体で可能な掲載方法ではありませんが、これらの給料幅の目的は

・多くの求職者の目にとまる求人にするため

給料に幅を持たせることで、フィルタリングや検索結果に表示される機会を増やすことができます

・年齢や経験、スキルにより提示する金額が異なるため

長期雇用が前提か、同業種の経験があった場合に優遇されるケースが多いです。

そのため、給料額に幅を年齢・経験、スキルを考慮の上、決定しますなどを記載することで有効な求人票を作成することができる可能性があります。

工夫例③:基本給を高く設定できない場合の工夫

平均賃金を参考にし、それでも既存の給料体系が一般的な相場より提示年収が低い場合には「ほかの金銭的なメリット」を押し出す必要があります。

以下のような手当や福利厚生制度があれば、アピールしましょう。

  • 資格手当
  • 住宅手当
  • 食事手当
  • 扶養手当等
  • リーダー手当
  • 資格手当
  • 皆勤手当
  • 繫忙手当(一日の来院数や勤務人数で決定)

<ここまで読んで下さっている先生方へお伝えしたい事>

この記事を読んでいる先生は「労務を今より改善したい…!」という気持ちがきっとあるかと思います。株式会社メディカルリンクはクリニック向けに「パッケージ型採用サイト」を提供しております。弊社は競合他社の半額以下「競合の2倍以上のコンテンツ・充実した更新機能・SNS連携・独自エントリーフォーム機能」など成果の出せる採用サイト制作に拘っております。プロの用意した原稿テンプレも豊富に用意があり、忙しい先生でも少しの時間で使えるサイトを導入可能です。採用サイトについての無料相談を行なっていますので、気になる方はぜひお待ちしています。

求人票上で基本給を高く設定して固定残業代込みとして良いか?

ラリホ

固定残業代を含めた給与を提示する事も可能ですが、いくつか注意点があります。押さえておきたいですね。

固定残業代込みとすることに問題はありませんが、注意が必要です。

残業代を加算した部分を超えた場合の残業代の支給義務があるためです。

また基本給固定残業代の時間割増賃金を明確に区別し、労働契約書に明示することが必要になります。

以下で固定残業代のメリット・デメリットを解説します。

クリニックにとって固定残業代制度のメリット

・業務効率を上げることにつながる

固定残業代制度を導入しているクリニックでは、労働者の業務効率化の意識が高まります。残業をしなくても給料が同じであれば、あえて残業をしたい人は少数派と考えられます。全員が残業を減らそうと努力することで、すぐに帰る雰囲気ができます。

・人件費の見通しが立ちやすい

人件費は、クリニックの支出の中でも大きな割合を占める支出です。人件費の変動幅が抑えられ、見通しが立てやすくなると、支出予測がしやすくなります。

・給料計算の工数削減

固定残業代のメリットとして、例えば毎月平均で8時間の残業がある場合、10時間の残業を含むとすれば、給料計算の手間がかからないといった工数削減の効果もあります。

クリニックにとって固定残業代制度のデメリット

・残業が発生していなくても残業代の支払いが生じる

残業をしていない従業員に対しても、一定の残業代を支払わなければなりません。残業が少ないクリニックでは、みなし残業代を導入すると人件費ベースが高くなる可能性があります。

・マイナスイメージを持たれやすい

残業代を正しく支払わず違法となる可能性があるケースも多く、求職者にとってもマイナス印象を受け場合があります。それによって応募意欲が低下する可能性があります。

固定残業代の制度の注意点まとめ

  • 求人票においても、固定残業代に何時間分の時間外労働割増賃金を含むかを明示する必要あり
  • 固定残業代に定めた時間を超えた場合は、追加で割増賃金の支払いが必要あり
  • 残業が少なかった場合でもその分を控除(差し引くことは)は不可
  • 労働契約書で明示する必要あり

給料面でよくある質問

求人時と条件を変更して雇用しても大丈夫ですか?

合意があれば可能です。

ただし、モラル的観点からは不適切で、不信感を理由に早期離職にもつながります。また採用前の面接や入社時の話し合いで、労働者と使用者が合意して変更したと認められるような事情がなければ、求人時の労働条件が有効になることに注意が必要です。

研修期間や試用期間の給料を変えても問題ありませんか?

問題ありません。

労働者の適性をみるために、本採用の前に試用期間を設けることはよくあることです。試用期間中には本採用後と異なる給料額を設定してもかまいません。ただし、求人広告に試用期間中の給料を明記しておく必要があります。

ebook
【有料級お役立ち資料】
「クリニック採用戦略の教科書」

クリニック採用を戦略的に分解し、質・コストを改善させるノウハウを詰め込んだ1冊です。よく遭遇する給料トラブルや法律問題についても事例と共に詳しく解説してます。
<アジェンダ>

  • クリニック業界の今後の採用市場動向
  • クリニックにおける採用戦略
  • 採用における人材紹介会社について
  • 採用における求人媒体について
  • クリニックで使える福利厚生40選
  • 採用後のスタッフとお金の問題
  • 院長が知るべき労働基準法
  • メディカルリンクで出来る採用DX化
ぜひご友人に教えてあげてください
  • URLをコピーしました!

この記事の執筆者

ラリホのアバター ラリホ サイト制作ディレクター

株式会社メディカルリンク代表。現役臨床医。医学部卒後はエンジニア兼医師として採用ソリューション事業開発に従事。後に、メディカルリンクを創業。得意領域はサイト開発、競合分析。社内では制作ディレクションを行う。

目次