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クリニック採用代行サービスとは?人材紹介との違いも解説!

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こんにちは。株式会社メディカルリンクのクリニック採用コラム編集部です。

クリニックスタッフの採用代行サービスとは、クリニックの求人活動の一部またはすべてを外部の専門業者に委託できるサービスです。

採用活動に力を入れているものの、なかなかいい人材が見つからない、もしくは、採用活動を進めたいけど時間の捻出が難しい場合、採用代行サービスの利用を検討するのはいかがでしょうか。

この記事はこんな先生にオススメ!
  • 採用代行サービスの特徴や種類を知りたい
  • 採用代行サービスのメリットやデメリットを知りたい
  • 人材紹介との違いを知りたい
ラリホ

今注目されている採用代行のメリットデメリットを理解して、利用を検討しましょう!

目次

採用代行サービスとは?

採用代行サービスとは、クリニックの求人活動の一部またはすべてを外部の専門業者に委託できるサービスです。具体的には、以下のような業務を代行してもらえます。

  • 採用計画の作成
    • 求人職種・人数の決定
    • 採用スケジュールの作成
    • 求人条件の設定
  • 求人広告の作成・掲載
    • 求人広告の文案作成
    • 適切な求人媒体への掲載
    • 求人広告の費用管理
  • 応募者の選考
    • 履歴書・職務経歴書の審査
    • 面接の実施
    • 選考基準に基づいた合否判定
  • 内定後の手続き
    • 内定通知書の作成
    • 入社手続きのサポート

採用代行サービスには2種類ある

採用代行サービスは、大きく以下の2種類に分けられます。

採用事務の代行

依頼を受けた専門業者が、自社のオフィスで採用事務を行います。具体的には、求人広告の作成・掲載、応募者の選考、内定後の手続きなどを代行します。 採用担当者は、面接や選考基準の設定など、採用活動の重要な部分に集中することができます。

  • メリット
    • 採用事務の負担を大幅に軽減できる
    • 専門性の高いノウハウで効率的に採用活動を進めることができる
    • 採用コストを削減できる可能性がある
  • デメリット
    • 自社で採用活動を行っているため、自社の求める人材像を十分に理解してもらうまでに時間がかかる場合がある
    • コミュニケーション不足による意思疎通のトラブルが発生する可能性がある
    • 採用活動の全体像を把握しにくい

リクルーターを派遣

専門の採用担当者であるリクルーターを、依頼元のクリニックに常駐派遣します。リクルーターは、求人企画から内定・入社手続きまで、採用活動のすべての業務を担当します。

  • メリット
    • 採用活動の最初から最後まで、専門知識を持ったリクルーターがサポートしてくれる
    • 自社の求める人材像をしっかりと理解した上で、的確な採用活動を進めてくれる
    • 採用活動の進捗状況を常に把握することができる
  • デメリット
    • 採用事務の代行サービスよりも費用が高額になる
    • リクルーターとの相性によっては、十分な成果を得られない可能性がある
    • 採用活動のすべてを任せてしまうため、自社の採用ノウハウが蓄積されない

採用代行と人材紹介の違いは?

採用代行は業務委託に近く、月額の料金を支払いながら採用業務を依頼するものです。採用代行会社は、依頼されたクリニックの人事として代わりとして動くような形になります。

料金形態、費用相場などが異なります。下記の表でそれぞれの違いについて説明します。

料金体系・相場の違い

料金体系と相場を紹介します。採用代行と人材紹介の料金体系は以下です。

採用代行人材紹介
料金体系月額固定(業務委託料に応じて月額料金が決まる)
従量課金(サービス利用分だけ料金が発生する)
成果報酬(採用決定時に料金が発生する)
相場月額固定:10万円~50万円程度
従量課金:(例)スカウトメール送信 100〜500円 / 通
採用者の理論年収の20-30%
(例)年収600万円×30%=180万円

採用代行は月額固定又は従量課金で費用がかかります。月額固定の場合は、まず業務委託の範囲を決め、そのうえで月額費用の金額が決定します。従量課金では、サービスの内容や対応数によって金額が変わります。

人材紹介は、料金体系・相場共に採用代行とは大きく違います。料金体系は基本的に成果報酬性で入職が決まった場合に理論年収の20-30%をコミッションフィーとして取られます。具体的には看護師の場合、紹介手数料平均は76万円となっています。

採用代行サービスで具体的にどのような業務を代行してもらえるのか

採用代行サービスでは、採用活動のプロセスにおける様々な業務を代行してもらうことができます。以下では、代表的な業務内容を詳しく説明します。

採用計画

採用計画は、採用活動の成功を左右する重要な要素です。採用代行サービスでは、以下の内容について、専門的な知識と経験に基づいたコンサルティングを提供します。

  • 自院の人材採用における課題抽出
    • 経営戦略に基づいた人員配置計画の作成
    • 職種・役職ごとの採用目標の設定
    • 過去の実績データに基づいた分析
  • 採用施策にかかる費用対効果の分析
    • 採用活動にかかる費用全体の把握
    • 採用チャネルごとの費用対効果の分析
    • 費用対効果の高い採用施策の提案
  • 転職エージェントや求人メディアの選定
    • 自院の求める人材像に合致した転職エージェントや求人メディアの選定
    • それぞれの媒体の特徴と強みの分析
    • 費用対効果の高い媒体の提案
  • スタッフ定着率向上施策の企画立案
    • 長期的な視点に立った人材育成・研修制度の構築
    • 働きやすい職場環境の整備
    • 離職防止に向けた施策の提案
  • 採用担当者のトレーニング
    • 面接のテクニック
    • 選考基準の設定方法
    • 内定者とのコミュニケーション
  • SNSやホームページを活用した採用施策の企画立案
    • 自院の魅力を効果的に伝えるコンテンツの作成
    • ターゲット層に合わせたソーシャルメディアマーケティング
    • 求人情報へのアクセス導線を整備

採用計画の策定においては、クリニックの経営理念や事業戦略、財務状況などを総合的に考慮する必要があります。採用代行サービス業者の中には、これらの情報に基づいて、より高度なコンサルティングを提供しているところもあります。

求人活動

求人活動は、採用代行サービスにおける最も基本的な業務の一つです。具体的には、以下の業務を代行してもらえます。

  • 求人広告・求人票の作成
    • 職種・役職に合った求人広告・求人票の作成
    • 自院の魅力を効果的に伝えるコンテンツの作成
    • ターゲット層に合わせた広告文の作成
  • スカウトメールの作成・送付
    • 職務経歴書・履歴書に基づいたターゲティング
    • 個別にカスタマイズしたスカウトメールの作成
    • 送信タイミングの検討
  • 求人媒体への掲載
    • 求人広告掲載サイト、転職エージェント、SNSなどへの掲載
    • 掲載期間・掲載エリアの検討
    • 掲載料金の交渉
  • 応募者の対応
    • 履歴書・職務経歴書の審査
    • 電話・メールでの応募者への対応
    • 面接日程調整

求人活動においては、求職者の属性や求める条件を正確に把握し、適切な求人媒体に掲載することが重要です。また、応募者に対しては迅速かつ丁寧な対応を心がける必要があります。採用代行サービス業者であれば、これらの業務を効率的に進め、質の高い応募者を集めることができます。

選考

選考は、採用活動の中でも特に重要なプロセスです。採用代行サービスでは、以下の業務を代行してもらえます。

  • 面接の実施
    • 事前準備(面接官の選定、面接スケジュールの調整、面接質問の作成など)
    • 面接の実施(面接官の進行、質問、評価など)
    • 面接結果のとりまとめ
  • 選考基準の設定
    • 職種・役職ごとに必要なスキルや経験を明確化
    • 客観的な評価基準の設定
  • 内定後の手続き
    • 内定通知書の作成
    • 入社手続きのサポート

選考においては、自院の求める人材像を明確に定義し、客観的な基準に基づいて評価することが重要です。また、内定後は円滑に入社手続きを進める必要があります。採用代行サービス業者であれば、これらの点を考慮した選考プロセスを設計・実行することができます。

その他

上記以外にも、採用代行サービスでは、以下のような業務を代行してもらえる場合があります。

  • 入社後のフォローアップ
  • 採用に関するコンサルティング
  • 労務管理に関するサポート

また、注意が必要なのは、採用代行サービス全てが上記内容全部をやってくれるとは限りません。料金プランやオプションなど踏まえて、自院に足りない部分を補填するという意味合いでサービスを吟味しなければならないです。

採用代行サービスを利用するメリット

採用代行サービスを利用する主なメリットは以下の3つです。

人手不足の解消

採用代行サービスを利用することで、自院では時間と労力をかけて行う採用活動を外部に委託することができます。その結果、医療スタッフを効率的に採用することが可能になり、人手不足の解消につながります。

採用コストの削減

採用代行サービスを利用することで、採用にかかる人件費や広告費などを削減することができます。また、採用活動に費やす時間と労力を削減することで、業務効率化にもつながります。

専門性の高い人材の確保

採用代行サービス業者は、医療業界に関する豊富な知識と経験を持っています。そのため、自院の求める条件に合致した、専門性の高い人材を効率的に紹介することができます。

採用代行サービスを利用するデメリット

採用代行サービスを利用するデメリットは以下が挙げられます。

費用がかかる

採用代行サービスを利用するには、費用がかかります。費用は、サービス内容やクリニックの規模によって異なりますが、一般的には、成功報酬と基本報酬の2種類が用意されています。

成功報酬は、採用が決まった際に支払う費用で、基本報酬は、月額で支払う費用です。

採用のノウハウが残らない

採用代行サービスを利用する最大のデメリットの一つは、自院に採用ノウハウが残らないことです。

確かに、採用代行サービスにすべてを任せてしまうと、自院で採用活動の経験を積む機会がなくなり、ノウハウを蓄積することができません。

採用代行サービスを検討すべきクリニック

採用代行サービスを検討すべきクリニックは以下の3つのどれかに当てはまるクリニックです。

  • 人手不足に悩んでいるクリニック
  • 採用活動に時間を割けないクリニック
  • 専門性の高い人材を採用したいクリニック

<ここまで読んで下さっている先生方へお伝えしたい事>

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採用代行サービスを選ぶポイント

採用代行サービスは、クリニックの採用活動を効率化し、質の高い人材を採用するのに役立つツールです。しかし、利用する際にはいくつか注意点があります。

費用

採用代行サービスの費用は、サービス内容やクリニックの規模によって異なりますが、一般的には、成功報酬と基本報酬の2種類が用意されています。

成功報酬は、採用が決まった際に支払う費用で、基本報酬は、月額で支払う費用です。

成功報酬のみのプランでは、初期費用がかからないというメリットがありますが、採用が決まらなければ費用が発生しないため、リスクがあるというデメリットもあります。

基本報酬と成功報酬の併用プランでは、初期費用がかかりますが、ある程度の人材を確保できるというメリットがあります。

サービス内容

採用代行サービスによって、提供しているサービス内容は異なります。

採用計画の作成、求人広告の作成・掲載、応募者の選考、内定後の手続きなど、すべての業務を代行してくれる業者もいれば、求人広告の作成・掲載のみを代行してくれる業者もあります。

自院のニーズに合ったサービス内容を提供している業者を選ぶことが重要です。

実績

採用代行サービスを選ぶ際には、業者の実績を確認することが重要です。過去の採用実績を参考に、自院の求める人材を実際に採用した経験がある業者を選びましょう。

担当者

採用代行サービスは、担当者との相性も重要です。担当者との面談を通して、しっかりとコミュニケーションが取れるかどうかを確認しましょう。

医科クリニック向け採用代行サービス

歯科クリニック向け採用代行サービス

採用代行サービスは合法か?

「採用代行を導入すると違法になるのではないか?」「委託募集にあたるのではないか?」といった不安を抱いている方も少なくありません。

採用代行業者へ委託した業務が「委託募集」の場合

委託募集を行うには厚生労働大臣か都道府県労働局長の許可を得なければなりません。この許可を得ずに採用代行サービスを利用すれば、違法になってしまいます。許可を取るにはまず、委託募集許可等申請書を用意し、提出する必要があります。

職業安定法36条(委託募集)

労働者を雇用しようとする者が、その被用者以外の者をして報酬を与えて労働者の募集に従事させようとするときは、厚生労働大臣の許可を受けなければならない。

提出先は下記になります。

提出先条件
厚生労働大臣都道府県から募集する人数が30人以上か、募集人数の総数が100人以上の場合
都道府県労働局長募集人数が上記より少ない場合

許可がいらない場合

募集や選考を自社で行い、求人票の作成や媒体選定、採用事務などを外部委託した場合には、第三者が募集を行ったとはみなされません。そのため、許可は必要ないという判断になります。委託する範囲や人材を雇用する経路により、許可を取るかどうかが変わってきます。

多くのクリニックでは所定の手続きが煩雑にならないように、こちらのスタイルで採用代行を利用していくことになります。

クリニック経営者は上記の違いをしっかり認識しておきましょう。

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この記事の執筆者

ラリホのアバター ラリホ サイト制作ディレクター

株式会社メディカルリンク代表。現役臨床医。医学部卒後はエンジニア兼医師として採用ソリューション事業開発に従事。後に、メディカルリンクを創業。得意領域はサイト開発、競合分析。社内では制作ディレクションを行う。

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